日本薬学教育学会は、優れた薬学教育研究、薬学教育実践に取り組む教育研究者、教育実践者を表彰する教育研究奨励賞ならびに教育実践奨励賞を創設しました。
受賞者は日本薬学教育学会大会において受賞講演を行っていただきます。また、学会誌「薬学教育」より原稿執筆の依頼を行う場合があります。
「日本薬学教育学会 教育研究奨励賞」
日本薬学教育学会教育研究奨励賞は、研究を奨励することを目的とし、薬学に関する教育研究の充実に寄与し、今後のさらなる発展が期待できる優秀な薬学教育研究者を表彰する。
- ・薬学に関する教育研究を実践し、薬学教育研究の発展に貢献していること
- ・研究の対象となる教育を実際に担当していること
- ・日本薬学教育学会大会での発表経験があること
- ・薬学教育に関連する論文が掲載されていることが望ましい
以下の条件を満たすものを受賞の対象とする。
- ・日本薬学教育学会の学会誌「薬学教育」に査読有の論文が掲載されていること
- ・薬学教育領域の研究活動(論文投稿、学会発表、シンポジウム企画、講演など)を積極的に行っていること
- ・今後の薬学教育への貢献が期待できるオリジナルな研究内容であること
2023 年度 |
該当者なし |
2022 年度 |
該当者なし |
2021 年度 |
鈴木 小夜 (慶應義塾大学薬学部) |
「メタ認知的アプローチに基づいた臨床実習の学修効果向上および 薬学生のプロフェッショナリズム醸成に関する研究」 |
永田 実沙 (和歌山県立医科大学薬学部) |
「大規模災害を想定した統合型災害医療教育が災害時のイメージと 災害時自己効力感に及ぼす影響」 |
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中谷 絵理子 (帝京大学薬学部) |
「薬学卒業研究で醸成される研究能力の到達度評価に基づいた教授・ 学修活動改善への取り組み」 |
2020 年度 |
青江 麻衣 (大阪大谷大学薬学部) |
「薬学部学生に対する補習・補完教育の最適化を目指した実践的研究」 |
串畑 太郎 (摂南大学薬学部) |
「早期臨床体験の学習方略構築」 |
2019 年度 |
上田 昌宏 (摂南大学薬学部) |
「医薬品情報と基礎薬学の融合教育を志向した新規学習方略の デザインとその検証」 |
蓮元 憲祐 (立命館大学薬学部) |
「高度な臨床能力を持つ医療人を目指した学習プログラムの開発と実践 及び客観的評価系の構築」 |
2018 年度 |
該当者なし |
「日本薬学教育学会 教育実践奨励賞」
日本薬学教育学会臨床教育奨励賞は、教育実践を奨励することを目的とし、薬学における教育実践の充実に寄与し、今後の更なる発展が期待できる優秀な薬学教育者を表彰する。
- ・先進的な薬学教育を実践し、薬学教育の発展に貢献していること
- ・対象となる実践を実際に担当していること
- ・日本薬学教育学会大会での発表経験があることが望ましい
以下の条件を満たすものを受賞の対象とする。
- ・薬学教育学会の学会活動に積極的に貢献していること
- ・薬学教育、薬剤師教育などに貢献する実践活動であり、それが、目的や手法から明確に判断できること
- ・その実践が一部の施設や地域に限定されたものではなく、広く全国に波及(展開)が期待できること
- ・実践活動の結果として、その変化や効果が明確であること
2023 年度 |
瓦 比呂子 (京都岡本記念病院) |
「先進的な薬剤業務の展開を基盤とした薬剤師教育の実践」 |
2022 年度 |
段林 正明 (大阪府済生会野江病院) |
「多職種連携 IPW に貢献できる指導薬剤師育成の教育体制の構築と 実践」 |
2021 年度 |
今西 孝至 (京都薬科大学薬学部) |
「在宅医療で活躍できる薬剤師の教育 プログラムの構築と実践」 |
2020 年度 |
池村 舞 (神戸学院大学薬学部) |
「薬剤師が取り組む臨床研究の大学-医療連携に基づく教育体制の構築」 |
亀井 大輔 (昭和大学薬学部) |
「対人援助職としての薬剤師養成を指向した症候学教育の実践」 |
2019 年度 |
井上 裕文 (福山大学薬学部) |
「コミュニケーション交流学習」 |
2018 年度 |
高垣 伸匡 (千春会病院) |
「薬学生,薬剤師に対する先導的evidence-based medicine(EBM) 教育の実践」 |
細谷 治 (日本赤十字社医療センター薬剤部) |
「専門職連携教育(多職連携教育)」 |
候補者の推薦について(両賞共通)
- ・候補者および推薦者は日本薬学教育学会の会員に限ります。
- ・機関会員からの推薦は機関ごとに1名とします。機関の代表者(学部長・会長など)を推薦者としてください。
- ・自薦・他薦を問いませんが、他薦の場合は本人の承諾を取ってご推薦ください。
- ・原則として応募書類に記載の内容によって審査を行うため、各賞の趣旨にふさわしい内容を記載してください。
- ・過去に応募された方もその後の実績を踏まえて再度応募いただくことが可能です。
- ・ダウンロードした応募書類に記入し、PDF形式でメールに添付して学会事務局に送信すること
(メール件名:「日本薬学教育学会学会賞応募」)。 - ・応募書類のダウンロードはこちら→申請用紙(教育研究奨励賞・教育実践奨励賞)
- ・〆切は毎年2月下旬。具体的な日程は毎年、提示する。
お問い合わせ・応募書類提出宛先:日本薬学教育学会事務局 jsphe@asas-mail.jp